今までRipple(XRP)を送金する機会がなかったので、ちょっと海外の取引所に送金して見たのですが、XRPは送金時に宛先タグを付けないといけないんですね~。
実はこの宛先タグ、他のアルトコイン間の送金時にもメッセージ/タグ/メモとして入金アドレスと一緒に表示されている場合があって、注意が必要なんです。
宛先タグは入金(Deposit)アドレスを作成した時に一緒に作成されます。そして作成された宛先タグを送金時に入力することで、入金用の宛先タグとアドレスが完全一致する事ではじめて入金されます。
簡単に言うと2重認証の役割を果たしています。
しかし、この宛先ラベルを付け忘れて送金した場合は、取引所のサポートなどに連絡を取り、トランザクションID(取引ID)を伝えて対応してもらうと言ったかなり面倒な手間が発生します。
自分は仮想通貨投資をはじめて間もない頃に、アルトコインでこれ(その時はメッセージ)を付け忘れて送金してしまい、入金反映して貰うまでえらい時間が掛かりました。
海外取引所間でのことでしたので、もちろん英語でサポートに問い合わせて、「これは手動でトランザクションIDを調べることになるので時間が掛かります」的な事を言われながらもなんとか解決しましたが、正直かなり疲れました。
国内で取引する分には、取引所のQ&Aなどを読めばある程度取引に関することは分かるのですが、海外は翻訳しながらですので面倒です。
と言うわけで一応Rippleの宛先ラベルの付け方を画像付きで書いておきます。ここではコインチェックから海外取引所のBITTREXへの送金手順になります。
BITTREXでXRPの入金アドレスと宛先タグを表示させる
まずBITTREXにログインしてWalletを選択します。クリックで拡大
ACCOUNT BALANCESにある検索ボックスにXRPと入力。表示されたら+をクリック。
New Addressボタンが表示されると思いますのでクリック。するとXRPの宛先タグと入金アドレスが表示されます。
この宛先タグとアドレスをコピーしておきます。
コインチェックのXRP送金画面で宛先タグとアドレスを入力する
コインチェックにログインして、左メニューのコインを送るから、XRPを選択。送金リストの編集をクリック。
新規ラベルはお好きな名前で。BITTREXで問題ないでしょう。そして新規宛先に先程BITTREXでコピーした入金アドレスをペーストします。ペーストできたら追加をクリック。
追加したBITTREXの入金アドレスが選べるようになっていますので選択。そしてXRP宛先タグを使用するにチェック。すると宛先タグを入力する項目が表示されますので、先程BITTREXでコピーした宛先タグをペーストします。
あとは送るXRPの数量を入力して送金するだけです。
今回XRPは宛先タグでしたが、他のアルトコインも必ず入金アドレスを作成した時に、アドレス以外にタグなどが表示されていないかを確認して、タグなどがあった場合は送金時にも付けるのを忘れずに。
厄介なのは入金アドレスと一緒に宛先タグも表示されているのに、送金時には宛先タグを入力する項目がない場合です。「そんなことあるの?」と思われるかも知れませんが、自分はこのパターンで送金失敗しました。
そりゃ送金時に宛先タグの入力項目がなければ必要ないと思うでしょ?しかも初心者でアルトコインのそう言った情報が少ない中で、そんなトラップがあればお手上げです。
そう言った場合は送金しないのが無難です。取引所に問い合わせてもいいですがもう懲り懲りです(笑)
XRPのトランザクション確認方法
タグを間違えた場合や、本当に送れているのか不安な場合はAccount Explorerで確認できます。
自分のXRPアドレスを入力してGoを押すと履歴が表示されますので確認してみてください。※画像はbittrexの総残高とリアルタイムでの取引履歴が表示されています。
ここで残高が反映されていない場合や、エラーとなっている場合はサポートに問い合わせるしかないと思います。
最悪、資産消滅ですね・・
仮想通貨を送る場合はまず小額で試してみるのが基本です。
そして
タグやアドレスの手動入力は避けて、コピー&ペーストし、アドレスの先頭数文字と終わり数文字が正しいかも確認しましょう。
自分の大事な資産が一瞬で消えるリスクは常にありますので、取引や送金の際はとにかく慎重にする癖をつけた方がいいです。
失敗しながら学ぶこともありますが、資産パーで退場とかは洒落になりませんからね。