仮想通貨の情報を集める時、海外ではそのトークンのコミュニティとして主にテレグラムが使われています。
保有するコインやトークンの情報を知りたければテレグラムの使い方も知っておく必要があります。
ただし今のところ日本語に対応しておらず、分かりにくいと言う理由で使っていない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はテレグラムのインストールから使い方までを解説していきたいと思います。
テレグラムとは?
テレグラムはロシア最大のSNS「VK」の創設者が立ち上げた、ドイツを拠点に置くTelegram Messenger LLPが提供するクラウドベースのメッセンジャーアプリです。 2年半で1億人を超えるアクティブユーザーを獲得しています。
その理由は無料かつ高速でプライバイシー保護を重点に置いている点でしょう。
日本ではメッセンジャーアプリと言えばLINEが普及していますが、世界的なシェアを見るとWhatsAppやFacebookのMessengerなどがシェア上位となっています。
テレグラムも今後上位に食い込んでくるのではないかと期待しています
横へ習えの体質を持つ日本は何でもガラパゴス化しがちですので、こう言ったグローバルなアプリを使うのは新鮮で新しい発見があります。
第三者からの監視を必要としない暗号化されたメッセージング。これは仮想通貨市場でのツールとして見事にマッチングしています。
テレグラムのインストールと登録
テレグラムはマルチプラットフォームに対応していますのでPC、スマホ、タブレットにインストールすれば自動的に同期され、どのデバイスからでもすぐにアクセスできます。
Windows、MAC、Android、iPhone、Linuxで利用できます。
ここではAndroid版にて説明します。基本的にPC版やiOS版でも操作方法はそんなに変わりません。
インストールは普段アプリをインストールしている通りに行います。
初回起動画面にてSTART MESSAGINGをタップします。
次の画面では電話番号を入力します。
日本の場合、コードは81と入力して、電話番号は先頭の0を省いた形で入力します。入力できたら右上のチェックマークをタップします。
続いて確認コードが自動的に送信されますので、登録した番号のスマホに届いたSMS(ショートメッセージ)もしくは自動音声着信にて届いたコードを入力します。
するとテレグラムの画面が表示されます。
テレグラム画面の見方
左上がメニューバー、右上が検索、右下が新規メッセージ作成となっています。
メニューバーをタップすると下のような画面になります。
- New Group、New Sercert Chat、New Channel
それぞれを自分で作成したい時に使います。情報収集のみなら使う機会は少ないです。 - Contacts
連絡先を追加したり削除したりできます。二人でチャットする場合はここからします。 - Saved Messages
自分のクラウドにメッセージを保存します。 - Calls
電話をかけたい場合に使用します。 - Invite Friends
誰かを招待したい場合に使用します。 - Settings
各種設定をしたい場合に使用します。 - Telegram FAQ
テレグラムに関する質問を見ることができますが、日本語に対応していないのでブラウザから翻訳して見た方がいいです。
テレグラムの各種設定
プロフィールの編集
メニューからsettingsを選択するとプロフィール項目が表示されます。プロフィール項目ではアイコンの画像を変更したり、紹介文を書いたりできます。 @から始まるユーザーネームを設定すると、そのユーザーネームは公開され検索から自分を探してもらうことができます。 電話番号を知られずに相手とコンタクトを取りたい場合などは設定しておくといいでしょう。
設定項目
設定では通知、サウンド、セキュリティ、テーマなどに関する設定ができます。
- Notifications and Sounds
通知の着信音やLEDカラーなどを設定できます。 - Privacy and Security
プライバシーとセキュリティを設定できます。 - Data and Storage
モバイルデータ、Wi-Fi、ローミングで使用したデータ量などを確認できます。また、画像や動画、音楽などをどのデータを使ってダウンロードするかも選択できます。例えば、極力モバイルデータを使用したくない時はWi-Fiでのみダウンロードするなどの設定が可能です。 - Chat Background
チャット画面の背景画像を選択できます。 - Theme
テーマカラーを選択できます。 - Language
表示言語を選択できますが日本語は未対応です。 - Endble Animations
アニメーションをオン、オフできます。
Messeges
メッセージ項目ではメッセージに関する設定ができます。
- In-App Browser
アプリ内の外部リンクを開くかどうか設定できます。 - Stickers
LINEで言うスタンプにあたるステッカーを追加したり削除したりできます。 - Messages Text Size
メッセージ文字のサイズを変更できます。 - Raise to Speak
発言を許可するかしないかを設定できます。 - Send by Enter
メッセージを送る際にエンターキーで送るかどうかの設定ですが、スマホの場合はOFFになっています。 - Autoplay GIFS
メッセージ内にGIF画像がある場合に自動再生するかしないかを設定できます。 - Save to gallery
メッセージ内の画像を保存するかしないかを設定できます。
ステッカーはあまり馴染みのない海外キャラクターなので癖が強いです(笑)追加する場合はADDで追加できます。
プライバシー&セキュリティ設定
上で説明したプライバシーとセキュリティの設定はまず最初にしておきましょう。
プライバシー
- Block Users
ブロックしたい相手などを追加できます。検索から公開ユーザー名を検索して追加できます。 - Last seen
自分の最終アクセス時間を見れる相手を制限できます。Everybody(誰でも見れる)My Contacts(連絡先に登録している相手のみ)Nobody(誰も見れない)のいずれかを選択します。 - Calls
自分に電話をかけられる相手を制限できます。Everybody(誰でも見れる)My Contacts(連絡先に登録している相手のみ)Nobody(誰も見れない)のいずれかを選択します。 - Groups
自分をグループチャットに追加できるユーザーを選択できます。ここではNobodyがありませんのでMy Contactsに設定して許可するユーザーと拒否するユーザーを連絡先から選択して追加できます。 - Autoplay GIFS
メッセージ内にGIF画像がある場合に自動再生するかしないかを設定できます。 - Save to gallery
メッセージ内の画像を保存するかしないかを設定できます。
セキュリティ
- Passcode Lock
パスコードロックを設定できます。パスコードを追加するとチャット画面に鍵アイコンが表示され、タップでアプリをロックすることができます。パスコードを設定すると次回起動時にはパスコード入力画面が表示されます。スクリーンショットも制限できます。
※パスコードを忘れた場合はアプリを削除して再度インストールすればいいですが、チャット内容は失われます。 - Two-Step Cerification
2段階認証では、パスワードを設定することで電話番号を登録した際に送られてくるSMSのコードとここで設定したパスワードが必要になります。
※パスワードのヒントとリカバリー用のメールアドレスを登録します。登録したメールアドレスに2段階認証の設定確認メールが送られてきますのでURLにアクセスすれば設定完了となります。 - Active Sessions
自分に電話をかけられる相手を制限できます。Everybody(誰でも見れる)My Contacts(連絡先に登録している相手のみ)Nobody(誰も見れない)のいずれかを選択します。
シークレットチャット
テレグラムの魅力的な機能であるシークレットチャットは2人だけで秘密の会話をしたい時に便利です。
シークレットチャットはお互いがメッセージをやり取りした後、片方がそのメッセージを削除すると両者のデバイスからメッセージが削除されます。 そして、送る側の相手がメッセージに時限を設定することで、相手がメッセージを開くとカウントダウンと共にそのメッセージが消滅する自動消滅機能も備えています。
シークレットチャットは1つのデバイスのみで機能します。例えば、PCとスマホにそれぞれアプリをインストールしていても、シークレットチャットを始めた端末でしかアクセスできないようになっています。 そしてログアウトすると作成したシークレットチャットは消滅します。
シークレットチャットを始めるにはメニューバーで表示されるNew Sercert Chatから作成できます。
ユーザー名とt.me
誰かを招待したい場合はメニューTOP画面のInvite Friendsから招待できます。
その他にもユーザー名とt.meリンクを使って招待可能です。 プロフィール編集で@から始まるユーザー名を設定した場合は公開されます。よって相手に検索から探して欲しい場合はそのユーザー名を相手に伝えればOKです。
ユーザー名を設定するとt.meリンクを使えるようになります。t.meリンクはt.me/ユーザー名の形式で相手に伝えると、相手側はスマホやPCのブラウザからアクセスすることにより自分へのリンクが表示され、アプリが自動起動してすぐに相手とチャットを始めることができます。 電話番号を知られたくない場合に便利です。
テレグラムはプロフィール画面を誰かに見られても電話番号は表示されません。しかし、連絡先に入っている相手がテレグラムを利用している場合はMy Contactsの上部に表示されます。
まとめ
メッセージの入力などは直感的に操作できますので省いています。
メッセージの返信、削除、コピーなども発言をタップ長押しで上部にそれぞれのアイコンが表示されます。 日本語化もできるようですが私はしていません。公式が提供しているもの以外を導入するとテレグラムの売りである安全性が台無しだと思うからです。
テレグラムは日本のコミュニティなら日本語で入力できますが、海外の場合は基本英語で入力しなければなりません。 翻訳や入力の手間を考えると断然PC版が使いやすいです。
今回説明の為にスマホ版をインストールしましたが、普段はPC版しか使っていません。 公式に日本語対応してくれればいいのですが、ここまで読んで面倒臭いと感じる方は日本語対応してからでもいいと思います。 英語表記でも使っていると慣れますけどね。
テレグラムの詳細を知りたい方はTelegram公式HPにFAQが用意されていますので読んでみてください。
ここまで長くなりましたが、少しでも参考にして頂ければ幸いです。