POSを実装した仮想通貨でステーク(発掘)するには、常時電源をONにしておけるPCが必要です。POSについては過去記事に書いています。
しかし、お使いのPCによっては24時間稼動させておくとPOS報酬より電気代の方が高くつく場合もあります。
また、PCの常時稼動に抵抗のある人もいらっしゃるでしょう。
そんな場合はVPS(仮想サーバー)を利用すれば良いです。
VPSは簡単に言うとサービスを提供している会社のサーバー上に自分のPCスペースを持てるイメージです。
ですので、ずっと動かしておきたいプログラムやソフトなどの常時稼動と言う用途に向いています。もちろん電気代は掛かりません。
難しそうと感じるでしょうが、普段WindowsPCを使っているなら、WindowsOSに対応したVPSを利用すればVPS上での操作はお使いのPCとほぼ変わりません。
ただ現状、WindowsOSに対応したVPSは限られてきます。そこで今回は私が利用しているさくらのVPS for Windows ServerでPOSするまでの手順を解説したいと思います。
さくらのレンタルサーバーは国内でも有名です。POSコインのコミュニティでは海外の激安VPSを利用している人も見かけますが、Linuxと英語がそこそこ扱えないと敷居は高いように思います。
Windows VPSは通常のVPSに比べると確かに割高です。しかし、とにかく直感的に操作できると言うのは初心者にとっても敷居が低いのではないでしょうか?
さくらのVPS for Windows Serverの登録
さくらのVPS for Windows Serverにアクセスすると料金表一覧があります。
「いくつWalletを起動させておくか?」と「Walletの容量」によりプランを選択します。私の場合は一番安いW768プランを利用しています。
W768プランだとメモリが768MBしかないので、Walletを複数起動すると重くなります。あとWindowsUpdateをする場合はディスク容量も空きが少なくなりますので、できればW2Gプランが望ましいです。
欲を言えば、総合的なパフォーマンスを考えるとメモリは最低でも4GBは欲しいですが、その分利用料金が跳ね上がります。
ただ、1つのコインをPOSする程度でしたらW768プランでも問題ありません。私は5つくらいWalletを入れていますが、起動しているのは1つのみです。
ただし、W768プランでも月に1000円程度のPOS報酬がないとマイナスになります。
とりあえず2週間お試し無料ですので使ってみて判断するのもいいかと思います。お申し込みはこちらをクリック。
さくらのVPS for Windows Serverでは電話認証が必要になります。新規会員登録へ進むをクリック。
次に個人情報を入力し、
入力した内容に誤りがないか確認して会員登録をするをクリック。
この後メールが送られてきますので会員IDを確認して電話認証すれば登録は完了です。
さくらのVPSコントロールパネルにログインしてサーバーを起動する
登録時に送られてきたメールにさくらのVPSコントロールパネルのURLが貼られていると思いますのでそこからログインします。 メールに記載されている会員IDと登録時に設定したパスワードを入力しログインします。
無事ログインできましたら、契約したサーバーが表示されていますのでチェックボックスにチェックを入れて起動をクリックします。サーバーの起動はこれで完了です。
※初回起動時はOSをインストールするのである程度時間がかかります。コントロールパネルから起動しているかどうかを確認できますので起動を確認してから次のステップに移ります。
リモートデスクトップ接続する
ここではWindows7で説明します。キーボードのWindowsキー + Rのショートカットでファイルを指定して実行する画面が表示されますので、mstscと入力してOKをクリックします。
リモートデスクトップ接続が起動します。「コンピューター名」にメールに記載のIPアドレス、「ユーザー名」にAdministratorと入力して接続をクリックします。
これでVPS画面が表示されれば成功です。
ここまで来ればあとはWalletをダウンロードして起動させるだけです。
契約したプランによりブラウザや操作のパフォーマンスが悪い場合は、普段お使いのPCからWalletをダウンロードして、それをVPS上の任意のフォルダにコピーした後インストールすればOKです。
Walletを起動してリモートデスクトップ接続を切断したい場合は、上部バーの×をクリックしOKをクリックすれば切断できます。
Walletさえ起動してアンロックしておけば切断してもPOSできます。
VPSは普段使っているPCをできるだけクリーンな状態を保ちたい場合にも便利です。POSしている人は分かると思いますが、草コインのWalletはアンチウイルスソフトによく反応します。そのほとんどは偽陽性と言う特に問題はないプログラムなのですが、それを分かっていても自分のPCにインストールするのは抵抗がある人もいらっしゃると思います。
そう言った場合もVPSは心強いです。私はすべてのWalletをVPS上で管理しています。
しかし、WalletはあくまでVPSを提供している会社のサーバー上にあると言うことを念頭に置いておきましょう。つまり、多額の資産をVPS上で管理するリスクは当然あります。
あと、VPSのユーザーアカウントとパスワードは違うものに変えておくことをお薦めします。デフォルトではAdministratorになっていますので任意のユーザーアカウントとパスワードを設定しておけば不正ログインのリスクを減らせます。
変更方法はコントロールパネルからユーザーアカウントを選択し追加するだけです。
ここで変更したユーザー名とパスワードは絶対に忘れないようにしっかり書き留めておきましょう。忘れるとログインできなくなります。
以上がVPSを借りてPOSをするまでの手順になります。
Linuxに詳しい人は通常のVPSを借りれば安く済みますが、普段Windowsを使っているならWindows Serverだと日頃使っている通りにGUIで操作できるので簡単でいいです。
でもコミュニティとかでWindowsVPS使ってるって人見かけないんですよね。「簡単でいいのに」とずっと思ってました。
通常のVPSは割安で良いのですが、コマンドの類を覚えてCUIで操作しないといけないので初期段階でつまづくような気がします。
まだ情報の少ない中で1つ1つ調べていたらキリがありませんので、私は少々割高でもWindowsVPSを選びましたね。
勉強も兼ねれる点では通常のVPSもいいですが、それが面倒と感じるならWindowsVPSでいいと思います。今のところ利用していて特に問題はありませんし。
まぁこの記事もおそらくニッチな情報だと思いますので、少しでも参考になればと書いてみました。
では良きPOSライフを!